はじめに
みなさんこんにちは。
薬剤師のJONです。
友人のショーンですー
今日は年齢とともに増えてくる関節の痛みについて書いていこうと思います。
関節の痛みと聞くとお年寄りの腰痛、ひざの痛み、50肩などを想像しがちですが、意外と若い人でも多いと思います。
今日はなぜ痛くなるのか、なぜお年寄りに多いのかをまとめて紹介していきますので、是非最後までお願いいたします。
ではいきましょう!
関節の痛みで多いのは?
なあ、JONよ。
アイタタタ。わしゃ関節全部が痛いんじゃ。なんかよこしてくれんか?
いつからそんな歳とったんだよ。
関節といっても数多く関節はありますし、年齢によっても痛むところは変わってきます。
痛みやすい原因を年齢別で見ていきましょう。
若年層の痛みの原因
筆者のJONは薬剤師として勤務しているのですが、勤務していて感じるのが意外と多い若年層の関節の痛み。
関節の痛みと聞くとどうしても高齢の方のイメージが強いと思いますが、20代、30代の方もいますし、10代の方もいらっしゃるのが現実です。
しかし、若年層の痛みの原因はほとんどの場合が運動によるものです。
運動習慣がある方に関節の痛みが出やすく、特に10代の方たちは部活動によって痛めていることがほとんどです。
関節は骨の中では疲れが蓄積しやすく、衝撃にも弱いため、運動などで使用するほど、疲れは溜まります。その結果として痛みが生まれる場合が多いです。
運動習慣がない方でも過去に運動をしていた、過去に怪我して古傷が痛むというような発症事例が多いです。
他にも立ち仕事やデスクワークで同じ姿勢でいることが多いのも原因になりますし、最近の問題で言うと、現在新型コロナウイルスが流行し、家でのデスクワークが増えたことで腰痛を訴える方が激増しているのも事実です。
しかし若年層は細胞も若いので自己治癒力も高く、痛みが消失する期間も高齢の方たちと比べるとだいぶ早く治ります。
その反面、なかなか治りづらいのが中年以降の方たちの関節痛です。
中年以降の痛みの原因
歳を取ると悩みナンバー1といっても過言ではない関節の痛み。その中でも特に多いのがひざの痛みと腰の痛みです。
中年以降の関節の痛みは若年層とは異なり、けがなどが原因になることは少なく、関節の消耗によって発症することが多いです。
関節の消耗を説明する前に関節の構造を軽く説明します。
関節の構造なんている?知らなくていいから治し方だけ教えてよ
治すためには知ることが大事なの!
無知ほど怖い物はないよ!
関節は単純に骨と骨がくっついているわけではなく、骨と骨の間に関節の滑りを良くするクッション材のような物質が複数入っています。
しかしこのクッション材は永久に存在するわけではなく、使えば使うほど摩耗して少しずつすり減っていってしまいます。
そして一定以上減ると骨と骨が直接ぶつかるような状態になり、関節を曲げるたびにギシギシと擦れぶつかり合う状態ができます。
このクッション材がなくなることで関節がスムーズに動かなくなり、痛みが生じるようになります。
そしてこのクッション材こそが有名なコンドロイチンです。
一度はCMなどで見たことはありませんか?
あーあれだ!
膝腰らくちん♪コンドロイチン♪
こういった理由でコンドロイチンが関節痛に推奨されているわけです。
そして、中年以降は年齢とともに関節の使用年月も上がってくるので、クッション材が薄くなってくるのも納得できますね。
中年以降の関節痛の多くは、このクッション材のコンドロイチンがすり減ることで痛みを生じることが多く、単純にコンドロイチンを外部から補充してあげることが重要になってきます。
痛みにはコンドロイチンとビタミンB!
なるほどね。コンドロイチンはクッション材の役割ね。
でもそれって若者は使ってもダメなの?
使えるよ!むしろ使った方が良いと思う!
コンドロイチンとビタミン剤の併用は重要
コンドロイチンが骨と骨をつなぐクッション材の役割を担っていることはわかっていただけたと思います。
コンドロイチンは重要ですが、より効力を高めたいならビタミンB群も一緒に摂ると効きがよくなることはご存知でしたか?
コンドロイチンはクッション材を補強するイメージで合ってますが、なんでビタミンBがここで?って感じしませんか?
実はビタミンBは体内の伝達物質として必要な物質で、コンドロイチンと一緒に摂ることで筋肉や骨の再生能力を高め、痛みを和らげてくれる効果が期待できます。
そのため一緒に摂ることをおすすめします。
バランスのいい食事がこういったところでも重要になってくるんですね。結局体は日々の栄養によってできているので、日々の活動をおろそかにすることはできませんね。
なあ、JONよ。俺の質問忘れてないか?
若年層にコンドロは使っていいの?
コンドロって(笑)
コンドロイチンはクッション材なので、年齢とともに摩耗してしまった中年以降の方にぜひコンドロイチンを補給してほしいです。
痛くなる前に服用することで痛くなるのを防いでくれますので、早めの服用をおすすめします。
特に医薬品のコンドロイチンを摂ることが重要で、医薬品は痛んでしまった関節の痛みを和らげることが出来るので、重要なのは「医薬品」です。
似たような物質で健康食品やサプリメントのグルコサミンがありますが、違いも後ほどご説明いたします。
JON!!
早く俺の質問に答えて!若年者は?
順序があるんだよまったく。
若年者への使用ね!
若年者へのコンドロイチンの使用は効果的?
もちろん効果的です。
むしろ若い人の方が効きを早めに感じることが出来ると思います。
というのも、若い人は新陳代謝が良いので細胞が活発的で、日々細胞分裂を繰り返し、新しく細胞を作り替えていくスピードが高齢者に比べて圧倒的に早いです。
そのため、けがで痛めた関節に対してコンドロイチンを使用すると、自分の細胞の力と薬の相乗効果で治りやすくなります。
こういった理由で若年者でもコンドロイチンの使用は有益だと思います。
むしろスポーツマンこそ積極的に使用してほしい成分でもあります。
怪我した時に限らず普段から使用すると疲労を和らげ、関節のクッションも常に最新の状態にできるので怪我をしにくい体が出来上がります。
なので若年層も積極的に摂ることをおすすめします。
コンドロイチンの効果
コンドロイチンの効果ってすごいね。やっぱり普段から摂っておくほうがいいのか。
実は関節痛だけじゃないんだ。
他にも効果が認められているんだよ。
コンドロイチンの効果は関節痛だけだと思っていませんか?
実は関節痛以外にも意外な効力があるんです!
- 関節痛
- 慢性腎炎
- 難聴
これ正直びっくりしました。
あくまで試験での結果ですが、慢性腎炎に対して使用した際に尿検査の値、腎機能の値に改善が見られたそうです。
慢性腎炎はコンドロイチンだけで治るような単純な症状ではないので楽観視はできませんが、あくまで試験では効果があったということです。
また、大きな音を聞かせたマウスに対してコンドロイチンを使用したところ、傷ついた耳の細胞を治癒し、細胞が死ぬのを防ぐ効果があることを発見したようです。
こちらもあくまでラットでの話ですが、これから先効果が認められる可能性は十分にあります。期待できますね。
グルコサミンとの違いは?
いろいろな効果が期待できるけど、グルコサミンとの違いは?
同じようなもん?
まあ似てるけど違うかな。
難しい話ですが、グルコサミンはコンドロイチンの前段階の物質です。
もっと言えばグルコサミンはアミノ酸の一種で、体の中で複数の反応を経てコンドロイチンなどに進化し、骨や筋肉の一部となって機能します。
つまりグルコサミンが進化することでコンドロイチンになるので、体の一部として使用するまでにいくつか段階を踏まなければいけません。
この進化の段階でロスも発生するので、どの程度の量がコンドロイチンに進化できるのかは不明です。
骨まで行くのに何ステップも踏まなければいけないグルコサミンを摂るより、そのままの形で使用できるコンドロイチンの方が効率も効果も高くなるのでお勧めですよ。
難しい話になってしまいましたが、要はグルコサミンはアミノ酸で体の中で進化が必要、コンドロイチンはそのまま使用できる。このような認識でOKです。
いやあ、難しいけどコンドロイチンの方が良いっていうのはわかった!
おすすめのコンドロイチン剤はゼリア新薬のコンドロイチン
だいぶコンドロイチンのことがわかったよ!
でも実際おすすめのコンドロイチンはどれなの?
そこまで教えてよ
本当に…大変な友達を持ったよ。
よし!じゃあマジで一押しを紹介するよ!
ここまで長いことお疲れさまでした。
しかしなぜ関節が痛くなるのか、若年層と中年以降の痛みの原因の違い、そしてコンドロイチンとグルコサミンの違いが分かったところでいよいよ筆者のJONがおすすめしたい商品を紹介させていただきます。
紹介するのはもちろんコンドロイチンなのですが、ビタミンB群も一緒に配合されているコンドロイチンです。
それこそこちら!
先ほどちらっとリンク張っていたの気が付きましたか?
楽天でもamazonでも販売されています。正直圧倒的です。
しかしコンドロイチンはどの商品を選んでも同じなのですが、1日2日で治るような即効性は期待できません。
ある程度の日数を飲んでもらって初めて効果を実感できるような成分なので、あきらめずに継続しましょう!
筆者のJONはおすすめです。いろいろ書きましたが、トータルで見てもこれ一択でいいかなとさえ思っています。
お見事!
JONも服用していた?
実は筆者のJON、学生時代はスポーツマンでしたのでしょっちゅう怪我していました。大きなけがから筋肉の炎症程度の小さな怪我まで。
その中で関節の怪我も体験したのですが、その際はコンドロイチンの服用をしていました。
上記の商品ではなかったのですが、コンドロイチンを使用したこともあって、医師から宣告された完治の期間よりも早く怪我を治すことが出来ました。
これはコンドロイチンが持っている炎症を抑える作用と、関節のクッション材の補給と若さなど複数の要因が絡んだ結果だとは思いますが、コンドロイチンを服用しなければもっと完治まで時間がかかったと思います。
なぜ高齢者の方に向けた記事ではなく、あえて若年者へも記事を書いたかというと、私自身がコンドロイチンを服用して怪我の治しを早くできた経験があったためです。
そのため、部活動を頑張っている学生さんから20代、30代の若年層、そして中年以降、高齢者の方まで幅広い世代にコンドロイチンを服用してもらいたいと思っています。
コンドロイチンを飲むことで確実に楽になりますし効くのは間違いないのですが、即効性はないことを再度お伝えしておきます。
まとめ
本日は関節痛に対して使用するコンドロイチンについて記事を書きましたがいかがだったでしょうか?
正直に言うと、コンドロイチンって年配の方が飲む薬ってイメージありませんか?
しかし実態は10代などの若年者から年配の方まで、本当に幅広く全世代の方が服用できる薬であることを覚えてくれたら幸いです。
また、コンドロイチンとグルコサミンの違いも難しいですがわかってもらえたかな?と思います。
グルコサミンは健康食品、コンドロイチンは医薬品なので効きが良いのはコンドロイチンです。
では本日は以上になります。
以上、薬剤師のJONでした。
またねー
コメント