はじめに
皆さんこんにちは!
薬剤師のJONです!
友人のショーンですー
今日は、本格的に汗をかく時期も近いので「あせも」について書いていこうかなと思います。
あせもは赤ちゃんにできやすいイメージがありますが、真夏などの汗をかく時期では大人の方も注意が必要ですので、そういった点も含めてまとめていきますね!
では本日もよろしくお願いします
ではいきましょう!
あせもの原因
なあ、JONよ
あせもって何なの?汗が原因だろ?
まあ、早い話そうだよ
じゃあ結論も出たし今日は終わりだね。またねー
ちょいちょい、まだ終わらんから勝手に締めないで!
あせもの原因は、皆さんがご存知の通り「汗」です。
この汗が、汗の通り道の汗腺に詰まることで皮膚に湿疹ができてしまい、赤くぶつぶつができたり、かゆみが出るなど皮膚の不快感に繋がります。
原因は汗ってことはわかったけど、絶対赤くなって痒みが出るの?
絶対赤みが出るとは限りません。
というのも、汗の詰まる位置によって症状が変わるのがあせもの特徴です。
皮膚の表面にできるあせも
このタイプのあせもは痒みが出にくいタイプで、皮膚の表面に近い部分が汗で詰まることで発症します。
症状として、皮膚に白いぶつぶつが発現しますがかゆみは出にくいですね。
これは赤ちゃんに多いタイプだね
赤ちゃんの顔などによく出るタイプで、薬を使用しなくても数日もあれば自然治癒します。
お母さんたちは安心してほしいですが、このあせもを発症させないための対策は以下です。
万が一発症してしまってもこれを徹底してもらえれば数日で治ります。また、予防にもつながりますので、是非意識してあげてください。
通常は自然治癒でも数日で完治するので問題はないのですが、早く治したい、薬を使用したい場合は、おむつかぶれに使用する薬が効果がありますので常備薬として持っておきましょう!
ポリベビーは赤ちゃんの肌にやさしく、そして成分も赤ちゃんに安心して使用できます。
また、大人の方が使用しても問題ないので、大きいサイズを持っておくのが良いと思います。
特に高齢者の方は、皮膚のバリア機能も、免疫機能も、代謝機能も落ちることが多く、そのほかの薬を使用すると場合によっては強すぎることもありますので、そういった場合にはポリベビーが安心です。
免疫力を正常に維持するには整腸剤を服用することが手っ取り早いので、こちらをご覧ください。
赤ちゃんしかならないの?大人は?
もちろんなる場合あるよ!
大人も対処方法は同じでOK
大人でも発症しうるのですが、使用する薬も対処方法も同じで問題ないです。
とにかく汗をためないように、肌を清潔にするのを心がけてください。
赤くかゆみの出るあせも
あせもって言ったらこれを想像する人が多いかな
あの痒くて赤くて痛くてチクチクするやつか!
一般的に「あせも」と聞いてイメージするタイプがこちらだと思います。
汗腺に汗が溜まってしまうのは変わらないのですが、溜まる場所が少し深くなります。
皮膚の深い場所で汗が溜まってしまい、排泄できず詰まってしまうことで痒みが出る、痛痒い、チクチクするなどの不快感が出るのがこのタイプですね。
とはいっても対処方法は先ほどのものと同じです。
基本的には皮膚を清潔に保ち、汗をこまめに服用にするのが基本です。対処方法は同じですが、とはいっても先ほどのとは異なり、今回はかゆみや痛みが出ているので炎症を抑えたい方がほとんどだと思います。
こういった場合、ステロイドが入った薬を使用すると早期に治療ができるのでおすすめですよ。
ステロイド剤は炎症を抑える力がとても強く、効きの良さを実感できると思います。
しかしステロイド剤の長期使用はあまりお勧めしませんので、短期間でバシッと使ってパンとやめるのが鉄則です。
そうは言ったものの、最近の見解だとステロイド剤の使用量が5Kgを超えなければ人体に及ぼす影響は少ないと考える医師が多いので、そこまで気にする必要もないんですけどね。
要はステロイド剤が入った塗り薬が効きも良くておすすめだよってことです。
なあ、JONよ
俺ステロイド嫌だから他のないの?
ステロイドが嫌いな人って本当に多いよね…
じゃあ、虫刺されとかおむつかぶれの薬をつかってよ
ステロイドが入っていない方が良いという方も一定数いらっしゃいます。
そういう方は虫刺されの薬を使用してください。
虫刺されの薬は効果は弱くなりますが、炎症を抑える効果は変わらないので十分代用できます。
代表例は「ムヒ」ですね。
おむつかぶれの薬でもOKです。問題ありません。
あせもから悪化する感染症
ここまであせもの種類について書いてきましたが、この「あせも」が悪化すると飛び火になる可能性があるって知っていましたか?
あせもは汗が詰まるのが原因ですが、とびひは細菌感染によっておこる疾病です。
あせもって汗が原因でしょ?なんで細菌と関係あんの?
それはね、かきむしるからだよ!
そもそも「とびひ」は細菌感染なので、汗が原因のあせもとは関係ない気がしますよね?
ですが痛痒い「あせも」を我慢できずかきむしってしまうと、皮膚に傷ができてそこから細菌が感染します。
これによってとびひが発症するんですね。
つまり、かきむしって傷から細菌が入るってこと?
その通り!だからかかないで!
ただのあせもだと思って掻きむしると、症状はどんどん悪化し、悪化した部位から細菌感染を起こします。
たかがあせもですが、されどあせもです。そういった意味も込めて皮膚は清潔に保つようにしてください。
皮膚が清潔だと、皮膚のバリア機能も正常に働いてくれるので安心ですよ。
JONがあせもになったら?
なあ、JONよ。
君があせもになったらどういう対応をする?
僕、そして家族がなった場合を考えていこうか。
JON本人の場合の処置
筆者のJONは現在20代ですが、私がなった場合の対処方法は放置です。
あせもなら放置で治りますし、あえて年齢を先にお伝えしたのにも理由があります。
一般的に20代などの比較的若い世代は免疫力も高く、自己治癒能力がとても高いです。そういった意味も込めて放置する選択をしました。
ですが、すでに疾患を抱えている、体調がすぐれない、風邪をひいている状態などの自己免疫が低い状態であれば自然治癒に頼らず、上記で紹介した薬を使用します。
要はその時の体調次第で変えるかな
筆者のJONは薬剤師ということもあり普通より病態や薬に詳しいですが、薬を使用するかしないかの目安として覚えておいてほしいのが、体調は万全かそうでないかです。
体調がいいならあせもは放置で治りますし、体調が優れなければ薬を使用してください。
私ならこのような選択方法で使用の有無を決めます。
赤ちゃんの場合の処置
大人はわかった。じゃあ赤ちゃんはどうすればいい?
赤ちゃんも放置?
赤ちゃんの場合は薬を使用していいと思います。ただし、赤ちゃんに対してステロイド剤は厳禁です。
ステロイドは赤ちゃんにとっては強すぎるので、ポリベビーを使用してください。
基本的には自然治癒できますが、赤ちゃんの場合自分で汗を拭くことはできませんし、お風呂も自分では入れません。
なので清潔な肌に薄く薬を使用してもらえれば治りが早くなりますので、ぜひ積極的に使用してください。
JONの子供がかかったらどうするの?
赤ちゃんが気になって掻きむしろうとするような強い痒みであれば薬を使用しますが、それ以外であれば清潔なタオルでこまめに拭くくらいにします。
しかし、夏場のように汗を拭いてもキリがないような外的要因なら夜寝る前に一度だけ塗ります。
要は目安は赤ちゃんが気になっているか、否かです。
ちなみに、赤ちゃんは皮膚の免疫機能が弱いので、様々な皮膚疾患になりやすいので、その点も注意が必要です。
予防方法はこちらから
高齢者の場合の処置
高齢者の処置は赤ちゃんと一緒?
一緒でいいと思うよ
私の家族があせもになったらどうするのか。
基本的には赤ちゃんと一緒です。しかしもし私の家族が寝たきりで、褥瘡(じょくそう)を発症していたら話は大きく変わります。
褥瘡があるならすぐに受診させます。それ以外なら本人が痒くて仕方ないようでしたら薬を使用、それ以外は自然治癒で行く判断を私は下します。
まとめ
本日は、汗をかく時期に向けて「あせも」についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
筆者のJONの家族があせもになった場合を年代別に対処方法も記載しましたが、私ならあのような判断を下します。
あせもに対して薬を使用すると早めに治るのでおすすめですが、再発させないためにも肌をきれいに保つ環境作りも重要ですので是非意識してみてください。
少しでも皆さんの助けになれば幸いです。
では本日は以上になります。
以上、薬剤師のJONでした。
またねー
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